朝起きた時の腰の痛み…実は「タイプ」が分かれば対策が変わります
朝の腰の痛み、デスクワーク後の腰の重だるさ…。腰痛は同じように感じても、腰痛 原因が違うと、効く腰痛 対策も変わります。
この記事では、腰痛を4つの腰痛 種類に分類して、原因・特徴・セルフチェック・対応方法までを3分で整理します。
【免責事項】本記事は医学的な診断・治療の代替ではなく一般的な情報です。しびれ・麻痺・発熱・排尿排便の異常、強い痛みが続く場合は、早めに医療機関へご相談ください。
目次
まず結論:腰痛は4つの種類に分けると原因と対策が見えてくる
腰痛は「腰が痛い」という現象は同じでも、背景(原因)が違うことが多いです。臨床でも「疲れだと思っていたら別タイプだった」というケースは珍しくありません。
- 筋筋膜性腰痛(最も多い)
- 椎間板性腰痛(椎間板ヘルニア/椎間板バルジ)
- 脊柱管狭窄症(加齢変性が主)
- 仙腸関節性腰痛(見落としやすい)

筋筋膜性腰痛:最も一般的な腰痛(目安として約70%と説明されることも)
腰まわりの筋肉や筋膜が、緊張・疲労で硬くなり痛みが出るタイプです。ビジネスパーソンの腰痛では臨床的に最も多い印象があります。
なお「筋筋膜性が約70%」は一般向け説明で使われることがありますが、割合は出典で幅があるため、本記事では「最も多い+目安」として扱います(下のファクトチェック参照)。
原因(腰痛原因として“働く人”に多い)
- 筋肉の過度な緊張(座りっぱなし・立ちっぱなし)
- 疲労の蓄積(睡眠不足、運動不足)
- 不良姿勢(骨盤が倒れる座り方、猫背)
症状の特徴
- 朝起きた時に痛い/こわばる
- デスクワーク後に痛みが増える
- 動かすと少し楽になることがある
改善見込み
比較的良好。生活習慣+セルフケアで変化が出やすい傾向があります。
セルフチェック(目安)
- 同じ姿勢のあとに痛い(座り続けた後、立ち続けた後)
- 一点ではなく「面で重い・だるい」感じ
- 軽く動くと少し軽減する
対応方法(腰痛 対策)
- 1時間に1回は立って、骨盤を立て直す(深呼吸+伸び)
- お尻(殿筋)と太もも裏(ハム)の軽いストレッチ
- 湯船で温める(冷えが強い人ほど相性が良い)
「朝だけ痛い」人は、前日の座り姿勢+睡眠中の冷えで筋肉が固まり、起床時に痛みが出るパターンがよくあります。
姿勢改善ビフォーアフター

椎間板性腰痛:前かがみで悪化しやすい(ヘルニア/バルジ)
背骨のクッションである椎間板が関係する腰痛です。腰の痛みに加え、お尻〜脚に症状が広がる(放散痛)、しびれを伴う場合もあります。

原因
- 椎間板の加齢変性
- 不適切な動作(前かがみでの持ち上げ、急なひねり)
- 長時間の前屈姿勢(背中が丸いPC作業)
症状の特徴
- 前かがみ(前屈)で悪化しやすい
- 咳・くしゃみで響くことがある(腹圧で負担が増える)
- 放散痛・しびれを伴う場合がある
注意(安全第一)
しびれ、筋力低下(つま先が上がらない等)、痛みの増悪がある場合は、自己判断の強いストレッチは避け、医療機関で評価を受けてください。
咳やくしゃみで痛みが増悪することがある点は整形外科系の解説でも触れられています。[Source]
改善見込み
ケースによります。保存療法で落ち着くこともありますが、状況によっては画像検査など医学的介入が必要な場合もあります。
セルフチェック(目安)
- 靴下を履く、床の物を取るなど前屈がつらい
- 腰だけでなくお尻〜脚に広がる感覚がある
対応方法(腰痛 対策)
- 痛みが強い時期は「伸ばす」より負担動作(前屈)を減らす
- 荷物は腰から曲げず、膝と股関節を使う
- しびれがある/悪化するなら早めに受診
脊柱管狭窄症:立つと悪化、前かがみで軽減(間欠跛行)
加齢に伴う脊椎変性が主原因で、神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、脚のしびれや痛みが出やすくなります。

原因
- 椎体の骨棘形成
- 黄色靭帯の肥厚
症状の特徴
- 立ち続ける/歩き続けると悪化
- 前かがみで軽減しやすい
- 少し休むとまた歩ける:間欠跛行
ファクト(参考)
「前かがみで症状が楽になる」性質は医師会の解説でも説明があります。[Source]
改善見込み
慢性化しやすいタイプです。進行が疑わしい場合は早めに整形外科で評価(画像含む)を検討してください。
セルフチェック(目安)
- 歩くと脚がつらいが、休むと回復してまた歩ける
- 自転車は比較的ラク(前かがみ姿勢が取りやすい)
対応方法(腰痛 対策)
- 無理な長距離より、休憩を挟んだ分割歩行
- 反り腰を助長する姿勢(胸を張りすぎ)を見直す
- 症状が進む前に受診
仙腸関節性腰痛:見落としやすい“片側の腰痛”
腰というより、骨盤のつなぎ目(仙腸関節)が原因になるタイプです。片側の痛みとして出やすく、合う対策ができると改善が早いこともあります。

原因
- 仙腸関節の関節不全
- 骨盤の不安定性(左右差の強い動作、片脚重心など)
症状の特徴
- 片側の腰痛になりやすい
- 階段の上り下りで悪化しやすい
ファクト(参考)
仙腸関節由来の痛みは、立ちっぱなしや階段昇降で悪化することがある旨が医療機関の解説でも述べられています。[Source]
改善見込み
適切な対応で改善しやすいタイプです。
セルフチェック(目安)
- 痛みが左右どちらかに偏る
- 寝返り・立ち上がり・階段でズキッと出やすい
- 脚組み、片脚重心が多い
対応方法(腰痛 対策)
- 片脚重心を減らす(立位で両足荷重)
- お尻(中殿筋)を“軽く”使う運動から開始
- 評価して調整・指導してもらうと早いことがある
4つの腰痛タイプ比較表(腰痛 種類を一発整理)
| 腰痛の種類 | 発症率(目安) | 主な原因 | 症状の特徴 | 予後 |
|---|---|---|---|---|
| 筋筋膜性腰痛 | 最も多い(目安として約70%と説明されることも) | 筋緊張・疲労・不良姿勢 | 朝の痛み/デスクワーク後に増悪 | 比較的良好 |
| 椎間板性腰痛 | — | 椎間板の加齢変性/不適切動作 | 前屈で悪化/放散痛・しびれのことも | 医学的介入が必要な場合も |
| 脊柱管狭窄症 | — | 骨棘形成/黄色靭帯肥厚 | 立位で悪化/前屈で軽減(間欠跛行) | 慢性化しやすい |
| 仙腸関節性腰痛 | — | 関節不全/骨盤不安定性 | 片側痛/階段で悪化 | 適切対応で改善しやすい |
あなたの腰痛はどのタイプ?(セルフチェック)
はい ➡︎椎間板性腰痛の可能性
いいえ➡︎STEP2へ
はい ➡︎脊柱管狭窄症の可能性
いいえ ➡︎STEP3へ
はい ➡︎仙腸関節性腰痛の可能性
いいえ ➡︎STEP4へ
はい ➡︎筋筋膜性腰痛の可能性
これは診断ではありません。しびれ・麻痺・悪化傾向がある場合は、早めに医療機関へ。
よくある質問(FAQ)
- 筋筋膜性腰痛と椎間板性腰痛はどう見分ける?
-
目安は「動作での変化」です。筋筋膜性は同じ姿勢の後に痛みが増え、軽く動くと少し楽になることがあります。椎間板性は前屈で悪化しやすく、咳・くしゃみで響くこともあります。
- 脊柱管狭窄症は手術が必要?
-
すべてが手術ではありません。保存療法で日常生活が保てるケースも多いです。一方で筋力低下や歩行障害が進む場合は、医師と手術を含めて検討します。
- 仙腸関節性腰痛はどう改善する?
-
骨盤の使い方の偏り(片脚重心・脚組み)を減らし、お尻の筋肉を軽く使う運動から始めます。
ファクトチェック:筋筋膜性腰痛「約70%」表現について
結論:割合は出典で幅があるため「目安」として表現
腰痛の原因割合は、分類方法・対象集団・評価方法で変わります。腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版の要約PDFには、原因内訳として筋・筋膜性18%等の記載があり、別の分布を示します。[Source]
一方で、非特異的腰痛の主因として筋筋膜組織が重要であるという文脈で「80%以上」などが言及される研究成果報告書もあります。[Source]
そのため本記事では、読者の実用性と正確性のバランスを取り、「最も多い」+「目安として約70%と説明されることも」という書き方にしています。
まとめ:腰痛は「種類」で見立てると、対策がズレにくい
- 腰痛は筋筋膜性/椎間板性/脊柱管狭窄症/仙腸関節性の4種類で整理すると分かりやすい
- 腰痛 原因が違うと、最適な腰痛 対策も変わる
- しびれ・麻痺・増悪がある場合は、自己判断で我慢せず医療機関へ

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